今でも笑ってしまいそうな今でも泣いてしまいそうな 思い出は消えて行く向かい風に乗って 君とベンチで腰掛けて僕が教えた C コード 届かない指に触れて目と目が合ったあの日 東京行きの電車は少しだけ出発を遅らせている 今日旅立つ君に僕は口を閉ざしたまま はなればなれになる君は僕に優しく微笑んだ 怖いのは泣きたいのは僕じゃなく君のはずなのに いつも二人で読み返したアルバムを握りしめたまま ドア越しにつぶやく「いつでも待ってるから」 いつだって君の心の内を 見透かすことはできなかった だけど最後にうつむいて 地面に落ちた君の初めての涙を見た 遠くなっていく電車とは逆に思い出が今更押し寄せて もうどうにでもなれって虚勢を捨てた途端 やけに小さな自分に気がついたあぁ大切ってやつは 近くでぎゅっとできる間には気づかないものだと はなればなれになる君は僕に優しく微笑んだ 怖いのは泣きたいのは僕じゃなく君のはずなのに もしもまた会えるその時は過ぎた電車の後ろで つぶやいた言葉を君に話せるように 変わらない君とまた笑って話せるように 発売日:2018-08-01 歌手:アイビーカラー 作詞:佐竹惇 作曲:佐竹惇