恋は日暮れに 涙をさそう 沈む夕陽に 面影を追う 逢えぬさだめの せつないブルース 誰が 誰が歌うか 心に沁みる ああ ああ もらい泣きする わかれ歌 恋の波音 寄せては返す 胸の未練は はぐれ鳥 瞼(まぶた)とじれば あなたの匂い 何処に 何処に行ったの ぬくもり残し ああ ああ しのび泣きする わかれ歌 恋をドレスで 飾ってみても 肌のすきまに 風が舞う 二度と帰らぬ はかない夢を 抱いて 抱いて今夜も ひとりで眠る ああ ああ もらい泣きする わかれ歌 発売日:2016-01-20 歌手:松川未樹 作詞:石原信一 作曲:荒井利昌
青いランプに夜は更けて カーテン引く手のやるせなさ 泣けば泪の星空を ああ、流れくるくるあの頃は 誰が歌うか 東京夜曲(セレナーデ) 白い毛糸の、編みかけの あなたのジャケットに頬寄せて 移す想いの紅のあと ああ、消えてくれるないつまでも ひとり聴いてる 東京夜曲(セレナーデ) 二人一つの想い出の 匂い薔薇(ばら)よ小田急よ やさしいソファーに 燃える身を あああ 投げて夢見る 夢の果て 甘い吐息(といき)か 東京夜曲(セレナーデ) 発売日:1999-01-21 歌手:山口淑子 作詞:佐伯孝夫 作曲:佐々木俊一
赤い夕陽が 野末に燃える ここはシベリヤ 北の国 雁がとぶとぶ 日本の空へ 俺もなりたや ああ あの鳥に 月も寒そな 白樺かげで 誰が歌うか 故国(くに)の唄 男泣きする 抑留ぐらし いつの何時まで ああ 続くやら 啼いてくれるな シベリヤがらす 雲を見てさえ 泣けるのに せめて一言 故郷の妻へ 音信(たより)たのむぞ ああ 渡り鳥 発売日:1994-06-21 歌手:伊藤久男 作詞:野村俊夫 作曲:古賀政男
恋の湯の町 湯けむりゆれて ほのかに匂う 湯の香り 一夜の夢に 酔わせるお酒 恋の灯がつく 恋の灯がつく 別府北浜 おんな町 ゆかた姿の 似合った人は 旅のおひとと 知りながら 燃えるこの身を 湯舟にかくし 思い出します 思い出します 別府湯布院 恋の町 ほそい路地裏 弾くギター 誰が歌うか 流行歌 出船入船 霧笛のひびき 泣いて見送る 泣いて見送る 別府湯の町 港町 歌手:ケニーいけだ 作詞:ケニーいけだ 作曲:小松原てるを
待って 待ってと 追いすがる 初心(うぶ)な娘を ふりきって 風と一緒に 走ったら 野暮なとんびに 笑われた 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース 二年ぶりなら 湯の宿で 無精髭など 剃り落とし 少しカタギの なりをして 村のはずれに 行ってみる 顔は見たいし 見ちゃならぬ あたりまえだよ 人の妻 三歩 歩いて 立ちどまり 空を仰げば 月も泣く 股旅ブルース (MATATABI MATATABI MATATABI) 花の季節も 笑わずに 月の見頃も 知らんふり 雪が舞い散る 時になり 人の情けを 思い出す 夜の冷たさ 身の寒さ 心凍らす 日の暮に 誰が歌うか 子守唄 せめて今夜は 夢を見る 股旅ブルース 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース (MATATABI MATATABI) 発売日:2008-01-23 歌手:香田晋 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし
ダンチョネの流れる港町で あなたと暮らして ダンチョネの聞こえる夜に あなたと別れた 炎えて生きても こごえる宿命 世間はぐれた 恋だった 北国の はまなすが 旅にこぼれてヨ 胸を刺す ダンチョネ ダンチョネのおもいで揺れる 漁火見つめて ダンチョネの温もり探す 波止場の居酒屋 欠けた茶碗で酒呑む男の まるい背中がなつかしい 酔うほどに 泣けてくる 誰が歌うかヨ 星空に ダンチョネ ダンチョネをささやく風に 噂を尋ねて ダンチョネを浮かべる酒に 涙を沈める 未練たたんで明日へ渡る 女ごころに冬しぐれ 幸せは 流れ雲 旅のおもさにヨ 海が哭く ダンチョネ 発売日:1996-10-09 歌手:瀬川瑛子 作詞:新條カオル 作曲:安形和巳
いやだ… やだ… やだ もう恋なんか いつも 泣くのは 女だけ 船が出たなら それきりなのに なんで優しく 抱きよせる セピア色した 釧路の雨に 誰が歌うか また逢えそうなブルースよ いやだ… やだ… やだ 面影グラス 酔えば 逢いたく なるばかり 灯(あかり)淋しい 幣舞橋(ぬさまいばし)を どこか空似の 男(ひと)がゆく セピア色した 釧路の夜は みれんばかりの また逢えそうなブルースよ いやだ… やだ… やだ ミモザの花も 散って波止場は 冬化粧 待てど暮らせど 帰っちゃ来ない おとぎ話の 夢ひとつ セピア色した 釧路の海に 捨てる涙の また逢えそうなブルースよ 発売日:2009-03-04 歌手:瀬川瑛子 作詞:水木れいじ 作曲:中村典正
古い錨に からんだ夕顔の 花も淋しい 海峡酒場 あいつに言えない ままだった 男のこころの 裏の裏… ひと口…ふた口… 呑めば無口にさせる酒 赤いネオンも 凍(しば)れる木枯らしに 雪が舞い込む 海峡酒場 底冷えしそうな 人の世で ちいさな温もり くれた奴… ひと節…ふた節… 誰が歌うかブルースを 軒の氷柱(つらら)を 砕いて酒ン中 外は吹雪の 海峡酒場 明日(あした)はどこかの 北荒野 手紙を燃やして 忘れよか… ひと口…ふた口… 呑めば泣かせる面影よ 発売日:2012-10-03 歌手:鳥羽一郎 作詞:水木れいじ 作曲:叶弦大
夢を追いかけ 故郷(ふるさと)捨てた 車窓(まど)に夕陽の 予讃線(よさんせん) しゃあないね しゃあないね 帰れないけど しゃあないね… 瀬戸の宇和島 あの人と 泣いて別れた 風の中 さんさ恋しや 虎落笛(もがりぶえ) 女ひとりの 手酌の酒に 浮かぶ遥(はる)かな 城下町 しゃあないね しゃあないね 呼んでみたって しゃあないね… 不孝かさねた 母さんに 詫びる言葉も 届かない さんさ恋しや 路地あかり しゃあないね しゃあないね 生きてゆかなきゃ しゃあないね… うすい情(なさけ)の 人の世に 誰が歌うか 望郷の さんさ恋しや しのび雨 発売日:2015-08-26 歌手:水沢明美 作詞:水木れいじ 作曲:中村典正
誰が歌うか 祭りうた 風に流れる 祭りうた 今 私はただひとり この町を出て 旅にたつ 遠い想い出 さようなら 朝のひかりを あびながら 夢につばさを ひろげよう 青空たかく 飛びたとう 私の青春よ どこまでも 誰が歌うか 祭りうた 雲に流れる 祭りうた 今 私はただひとり ふるさと遠く おもいだす あの赤い屋根 青い橋 やさしい目をした ふるさとさん わけもきかずに ほほえんで 何もいわずに 抱きしめる 私のふるさとよ いつまでも こころの霧は ふかくても いつかはきっと 朝の陽が 愛という樹が あるのなら その若い芽に なりたいの 私の幸せよ いつの日か 発売日:2007-07-25 歌手:森山良子 作詞:葉方丹・宇田川一郎 作曲:玉木宏樹