奥の細道 芭蕉の道を あの娘探して 歩く旅 峠いくつに 港をいくつ 越えて渡って 来たけれど うわさかくした 湯のけむり 花の白河 振り出しに 雪の津軽へ 東北道 いつか青葉が もみじになって 遅い春来て 早い秋 ここはみちのく あの娘の故郷 やっと見つけた 足跡を 冬の地吹雪 消してゆく 白い灯台 岬道 照らせ行く先 東北道 月も晦日で あの娘の歳も やがて三十路の 風が吹く どこにいるやら 幸せだろか 訪ね疲れた 旅まくら ひとり泣いてる 夢をみた 詫びを一言 言いたくて 影を追いかけ 東北道 発売日:1999-02-24 歌手:福浦隆之 作詞:千葉幸雄 作曲:愛川公笙
許してください わがままでした 海鳴りばかりの 夕月航路 ふたり暮らした 長さだけ この髪切っては 来たけれど…… いますぐ帰れと 目を覚(さ)ませよと 風が… 風がほゝ打(う)つ 哀愁半島 こころの迷いに 花水仙の 香りがせつない 灯台岬 バカな喧嘩で 意地はった 私を叱って 日本海…… 一生一度の ねがいを賭(か)けて 船が… 船が出てゆく 哀愁半島 離れてはじめて 気がつきました あなたが私の 終着みなと 昨夜(ゆうべ)別れた 桟橋に 手を振る姿は ありますか…… 恋しさあふれて 波うつ胸に 雪が… 雪が舞い散る 哀愁半島 発売日:2009-08-26 歌手:井上由美子 作詞:水木れいじ 作曲:弦哲也
足摺の 断崖けずる 波よりも わたしのこころを けずる恋 だけど 泣かない くじけない はなれていても 逢いたい夜は 夢路を照らす ここはふたりの 灯台岬 足摺の 沖ゆく船の 影よりも せつなさゆさぶり せまる影 だけど 呼ばない 甘えない 信じたからは ただひとすじに 土佐(とさ)ッ娘(こ)らしく ここはふたりの 誓いの岬 足摺の 椿はどんな 花よりも 季節の嵐 うける花 だけど 枯れない しおれない 待つほど紅(べに)が 濃くなる日々を 大事に耐える ここはふたりの 明日の岬 発売日:2005-04-01 歌手:神園さやか 作詞:丹古晴己 作曲:市川昭介
あの船は… 式根通いか 新島行きか 汽笛が尾を曳く 夜の海 まるで昔(あのひ)の 私のように 誰も送って 貰えぬ女(ひと)が 独りしょんぼり タラップ登る 月明り… 遠い記憶の 波間を抜けて 私を呼んでいる 爪木崎(つめきざき) 冬に負けない あの水仙の 花になれよと 諭してくれた 母が恋しい 灯台岬 人生は… 波と同じね 小さい波の 節目に大きな 波が来る 夜の白浜 おもいで渚 裾をからげて 唄えば濡れる 女ごころの 潮騒夜曲 発売日:1997-08-21 歌手:篠路佳子 作詞:星野哲郎 作曲:関野幾生
終着駅 列車を降りた そこは夜明けの 港町 愛したままで 別れるならば 触れてはいけない 唇だった 秋から冬の 曲がり角 離れるほどに いとおしい 潮騒が 心をゆらし 風がなみだを つれてくる 別れてみれば いいことばかり 浮かんで消えてく 灯台岬 ひたひた寄せる 波の間に おまえの声を 聴くようだ すれちがう 人生だけれど 明日がいい日に なればいい あなたのための 女でいたい ひたむき過ぎる おまえの思い 受け止められる その時は もいちどふたり 出直そう 発売日:2004-10-21 歌手:竹島宏 作詞:久仁京介 作曲:中川博之
エンヤホー エンヤホー 晴れた海には トビウオ飛んで 入り江の春に 虹が立つヨ 島の暮らしは エエ 男をためす 波が鍛えて かわいがる 浜じゃ 女がヨ エンヤホー エンヤホー ほら胸こがす あいつのフェリーが 水平線から 都会の便り 積んで来るヨ かわいあの娘も エエ 素顔に戻り 浴衣姿の 里帰り 年に一度のヨ エンヤホー エンヤホー ほら夏祭り あれは灯台 岬のはずれ しあわせ色の 月も出たヨ 山が父なら エエ おっかん海で 若い二人は 同い年 切れぬ縁だヨ エンヤホー エンヤホー ほら島育ち 発売日:2003-01-22 歌手:日高正人 作詞:峰崎林二郎 作曲:岡千秋
恋のつらさに泣くよりも にげて にげて にげておいでと 呼んでる岬 海こえてゆく人を せめて一目と追いかける ああ 女の 女の 岬 それが二人のためならば 苦労 苦労 苦労なんかに 負けないつもり ひとときも忘れずに 赤い椿と待ちわびる ああ 女の 女の 岬 あなた頼りのいのちなら 胸に 胸に 胸に灯がつく 灯台岬 だれよりも好きにして 涙ばかりを流させる ああ 女の 女の 岬 発売日:2006-02-22 歌手:森進一 作詞:吉川静夫 作曲:猪俣公章
白い灯台 岬のカモメ 風に吹かれる ハマナスひとつ 遠き都に 想い募れど 北へ流れて 俺もひとり 月のしずくか 夜露に濡れて 泣いているよな ハマナスひとつ 眠れぬままに たどる面影 せめて枯れるな 君の花よ 海の彼方に 朝陽が昇る 何を祈るや ハマナスひとつ 帰る故郷 今は遥かに 明日は何処か 俺もひとり 明日は何処か 俺もひとり 発売日:2004-01-21 歌手:氷川きよし 作詞:仁井谷俊也 作曲:水森英夫
海をへだてた 二つのこころ 思い通わす たより船 いとしあの娘も みかんの木かげ 待っているだろ 小島通いの 小島通いの郵便船 ロマンチックな 灯台岬 いつか曲がって もう見えぬ やがてあの娘の 憧れのせて 帰りくるだろ 小島通いの 小島通いの郵便船 汽笛ひと声 波止場に残し 今日も出てゆく あの船は 昨日ポストに 落した手紙 持っていくだろ 小島通いの 小島通いの郵便船 発売日:2017-11-15 歌手:三丘翔太 作詞:平川英夫 作曲:上尾美与志