喜びだけを掴みたくて 近づき過ぎて墜落しての歌が含まれ

月が綺麗-amazarashi

僕が言葉を話す 君が言葉で答える

僕らの距離を埋めたのは きっと言葉だった

地面に寝転んで星を 数えながら思ったこと

これから話す言葉は ただそれだけの話

宇宙の埃として 右往左往ばっかの僕らは

地面に縛られてるから

きっと本能なんだ この重力に抗いたいのは

涙が地面に落ちるのは それなりの重さがあるから

人生において苦楽は 惑星における衛星のよう

喜びだけを掴みたくて 近づき過ぎて墜落して

台無しだって泣いたんだ ところで今夜は月が綺麗

僕は時間を言葉で測る 千文字過去は捨てて行く

一万文字疎遠の彼とは 飲みにでも行かなきゃ足らないから

お陰で千鳥足の帰路 北も南も分からなくなって

もう諦めて寝転んだ歩道 空なら迷わず行けるのに

プライドを守る為に 人を否定なんかするなよ

綻びはすぐに縫い合わせ

継ぎ接ぎだらけでみすぼらしい でも信念は大概そんなもんだ

飛べないからこそ見た景色 些細な綺麗が僕ららしい

人生において苦楽は 惑星における衛星のよう

悲しみだけ遠ざけたくて 離れ過ぎたら放り出され

真っ暗だって泣いたんだ ところで今夜は月が綺麗

あの惑星まで何万文字費やせば

意固地になるのは己の人生だから

気が狂うほど積んでは崩し 高くなるほどに足場は揺らぎ

重力に抵抗せよ 抵抗せよ 抵抗せよ

その先を見たい訳じゃない

逆らってるだけ 逆らってるだけ

喪失と欠落の空白 埋める為に選んだ何か

人生において苦楽は 惑星における衛星のよう

重力に縛られた僕が あの星へ行く為の言葉

国道に寝転んで ところで今夜は月が綺麗

発売日:2018-11-07

歌手:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ