菜の花の海 掻き分けるあなたは 一面の 黄色の波に浮かぶ 光が揺れる 香り立つ丘に 流れゆく 雲が僕ら追って いつの日も そうだね 描いてた どこまでも 二人の夢 空を翔る 笑顔と 涙の その間にあるもの 繰り返し 僕らの足跡つくる 語らう 杯 菜々 滴が解き放つ 幾年 変わらず伝う フワリ舞う雪 指先で儚く 溶けてゆく 同じ色の空から 冷ややかな 風が頬をかすめ 杉香る 香しき思い出 どこまでもそう 白 音もなく 包み込む 二人の夢 降り積もって 駆け抜け 止まって 僕らのゆく先には いつでも 希望のカケラが光る 菜花の 花籠 香りが 記憶を呼び覚ます あなたに 届けてゆく 降り注ぐのは 雨 水面へと 輪を描き 二人の夢 重なって 始まり 旅立ち 別れのその涙が 誘う あなたが望んだ道に 色づく 杯 菜々 滴が願い乗せ 幾年 香ってゆく 発売日:2016-12-21 歌手:笠浩二 作詞:笠浩二 作曲:真木朔