今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしてるだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか 人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるのか 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 20才の頃とは違う あの頃はひとりだった 傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど 愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ 身勝手過ぎる憧れを 押さえ込むのが闘いさ 膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか 「ミュージシャン かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 12才の頃 野球選手になりたかった 今でも夢にみるさ マウンドにあがってる 夢の中ではいつもヒーローさ やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ だけど 8回の裏 投げ方を忘れてマウンドを降ろされる やりきれぬ笑いばなしさ かなしい夢さ カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 発売日:2001-05-23 歌手:中島みゆき 作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
振り返る 街の角 たたずみし 影一つ 断ち切れぬ この想い へだて行く 白い夜の霧 手をふれば 手を上げて 繰り返し 胸でつぶやく言葉 グッバイ 今別れ いつの日に 又逢わん 運命(さだめ)やら 焼きつけし 面影の うすれ行く 白い夜の霧 うなだれて とぼとぼと 繰り返し 胸でつぶやく言葉 グッバイ 発売日:2007-11-21 歌手:小畑実 作詞:矢野亮 作曲:山口俊郎
いつでも いつでも 君だけを 夢に見ている ぼくなんだ 星の光を うつしてる 黒い瞳に 出合うたび 胸がふるえる ぼくなんだ いつでも いつでも 君だけが 待っていそうな 街の角 そんな気持に させるのは 君の素敵な 黒い髪 雨に濡れてた 長い髪 いつでも いつでも 君だけと 歩きたいのさ 夜の道 ふたつ並んだ あの星も いつも仲良く ひかってる 君と僕との そのように 発売日:2005-07-21 歌手:西郷輝彦 作詞:水島哲 作曲:北原じゅん
君の誕生日 二人祝ったよ あれは過ぎた日の 想い出のひとこま 街の角にある ほんのささやかな 店でお祝いの グラスをあけたよ 今年もまたその日 もうじき来るけれど 君はいない 二人あの日別れたよ 君は誕生日 誰と祝うのか きっと幸せで ローソク消すだろ 僕は忘れない 君の生れた日 いつも近づけば この胸が痛むよ 今年もまた街は 花やぐ時だけど 君はいない 二人あの日別れたよ 発売日:2002-11-20 歌手:ガロ 作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち
リラの花散るキャバレーで逢うて 今宵別れる街の角 紅の月さえ瞼ににじむ 夢の四馬路が懐かしや 「おい、もう泣くなよ。 あれをごらん、ほんのりと 紅の月が出てるじゃないか。 何もかもあの晩の通りだ。 去年初めて君に逢ったのも、 ちょうどリラの花咲くころ、 今年別れるのも、またリラの花散る晩だ。 そして場所は、 やっぱりこの四馬路だったなア あれから一年、 激しい戦火をあびたが、 今は日本軍の手で愉しい平和がやって来た。 ホラ、お聞き、ネ、 昔ながらのシナ音楽も聞こえるじゃないか。」 泣いて歩いちゃ人眼について 男、船乗りゃ気がひける せめて昨日の純情のままで 涙かくして別れよか 「君は故郷へ帰って たった一人のお母さんと大事に暮したまえ。 ぼくも明日から やくざな上海往来をやめて、 新しい北支の天地へ行く。 そこにはぼくの仕事が待っていてくれるんだ。 ねエ、それがお互いの幸福だ。 さア少しばかりだがこれを船賃のたしにして、 日本へ帰ってくれ、やがて十時だなァ。 汽船も出るから、 せめて埠頭まで送って行こう。」 君を愛していりゃこそ僕は 出世しなけりゃ恥しい 棄てる気じゃない別れてしばし 故郷で待てよと云うことさ 発売日:2007-11-21 歌手:東海林太郎 作詞:佐藤惣之助 作曲:山田栄一
別れ雨がわたしの 心を濡らす あなたはもう傘さえ 寄せてくれないのね あの楽しい日々は愛のかげぼうし夢だというの この街の角に春が来ても 明日からはひとり歩くわたしの前に うしろすがたのあなたがみえるだけ 行かないでひとこと ひざまづいても 心の奥のさびしさ いやせはしないのね 今さよならだけは言わないで そんな言葉を 幸せおきざりにたったひとつ そんな言葉を 二人の愛の想い出にしたくない 今さよならだけは言わないで あの楽しい日々は愛のかげぼうし夢だというの この街の角に春が来ても 明日からはひとり歩くわたしの前に うしろすがたのあなたがみえるだけ 発売日:1986-04-21 歌手:五輪真弓 作詞:五輪真弓 作曲:五輪真弓
ここの街へとあなたと僕は これまでいく度 訪ねたろう二人 店の名も街の角も 今はどれも馴染み なぜにあなたと歩くと 小さな道さえ 楽しくなるのだろう 愛の未来は誰にも見えないけれど この愛と僕は生きよう 雨の降る日は一つの傘で 煙った通りをどこまでも行った ビルの空いつか虹が かかっていたあの日 なぜにあなたといる時 この世のすべては 輝きますのだろう たとえ悲しみ来ようと あなたを守って この愛と僕は生きよう 何も言わずにコーヒーテラス 見つめる二人に 黄昏がせまる 街灯り夢のようにいつか窓にともる なぜにあなたを見てると 時間がたつのを 忘れているのだろう 愛の姿は誰にも見えないけれども この愛と僕は生きよう なぜにあなたを見てると 時間がたつのを 忘れているのだろう 愛の姿は誰にも見えないけれども この愛と僕は生きよう 発売日:1995-04-28 歌手:野口五郎 作詞:山上路夫 作曲:筒美京平
あなたの歌のうまさにくらべて お客が少な過ぎる それも小さな子供が二人 ふしぎな顔で見上げてた あの頃は 下手だった 心がなかった 生意気で わがままで 誠意がなかった ストリート・シンガー あなたを街で見かけた 十八年も昔の歌を ギター一つで歌っていた だけど 今 街の角 大きな銀行の先 心が流れる 心が流れる 時代の中で あなたももまれて いくらか老けて見える 獣(けもの)みたいな匂いが消えて やさしい顔になっていた あの頃は いつだって 喧嘩をしていた 人間を馬鹿にして つめたく歌った ストリート・シンガー たしかにそれは風景 まぶしい午後の 光を浴びて 古びたギターを 抱きしめてた だけど 今 街の角 ペタリと石段に座り 心を伝える 心を伝える 発売日:1994-04-21 歌手:シーナ&ロケッツ 作詞:阿久悠 作曲:鮎川誠
古の鼓動 瞼浮かぶ影 風頬を撫でた 紺碧に月白く 高く 常しえの愛なら ここにあると知る 受け止めよう全てを ただ這いつくばれ 胸の奥 しまい込んだ忘れ形見 悲しみは孤独の縁 そっと 撫でるだろう 鳴けよ カナリア達 声が千切れるほどに 生きて良かったと 思えるはずさ いつの日か 街の角 咲き乱れた勿忘草 その傷は優しさへと いつか 変わるだろう 鳴けよ カナリア達 声が千切れるほどに 生きて良かったと 思えるはずさ 友よ 今 サヨナラと旅立ちへの言葉 俺は俺のままで いつでもお前の側にいる また会う日まで 発売日:2015-11-25 歌手:THE BACK HORN 作詞:山田将司 作曲:岡峰光舟
会社までの道すがら おきまりの街の角 貴方へのモーニング・コール ダイヤルにはずむ 白いこの指先に 感じてた 年上の私だけれど いつからかこれが私の 生きがいになってしまっていたの 会社帰りの賑わいの街 地下鉄に続くネオンの道を 笑顔のままで家路を急ぐ 人混みの中も苦にはならない 不思議ね… 学生だとバカにしてた 出逢った頃の私 貴方へのモーニング・コール 最初は ほんの冗談だったのに いつからか 出かける時のときめきに 気付いてしまった時から 口紅の色を薄くしたのに あれは雨の日いつものように はずむ指先で廻したダイヤル 電話の向こうではしゃぐ女の声 つくろう貴方の声が遠くで 聞こえた… 会社までの道すがら おきまりの街の角 私だけのモーニング・コール 誰も出ない自分の部屋の片隅で 鳴り響く 電話のベルを自分の 年の数まで数えたら 明るく街に出てゆくわ 発売日:2005-01-07 歌手:谷村新司 作詞:谷村新司 作曲:谷村新司