ビルの街角(まち)に並んだ街路樹が 雨上りにきらめく夕暮れね 傘たたむ人波に 聞き憶えのある声が 振り向けば懐かしい笑顔に 涙が あふれそうになった あれは学生時代の恋 ずっと片想いしてた 昔の話をする あなたがつらいわ 初めて飲むカクテルの名前を どんな時も忘れはしないでしょう 紺色のスーツの横顔が 疲れて見える まぶしくて近寄りがたかった頃より 悩んでるみたいね 声にならない つのる想い 切なく 瞳(め)を伏せ 友だちの名を借りて告げる 恋に気づいてね 夢で輝いたひとでいて つらいことがもしあれば いつでも呼び出してね 心で祈った 遠くあなたが描く夢の いちばん近くに そっと 寄りそって生きてたい 夢の影に似て 発売日:2012-11-14 歌手:石川秀美 作詞:売野雅勇 作曲:林哲司
生温く濁るスコール そいつを飲んで射たれて育った まるで食事をしながら溺れている様な日々だった 弱いヤツ程 よく吠えるなんて散々言われてきたけど 本当に弱けりゃ声すら出させてもらえないんだ だから僕は歌うことを選んだんだ 安寧を纏ったムジカ 陥落したかの故郷では 同調と陶酔感に秀でたクーデターが起きた 振り上がった拳がいつか 万歳の掌になればいいなと 偽善に満ちた心で祈った 苛々嫌々街を抜け出した 益々増してく過酷な旅だ 地図も説明書も無い 悪趣味な御伽の世界に放られた気分 テレパシーでも何でもないけど 監視されてると肌で感じる 被害者ぶってるけど本当は 僕もそっち側だった アンニュイを纏ったムジカ 陥落したあの故郷には 洗脳と全能感に秀でたプレデターが居た あれみたくは成れないよ僕は 万人の一番じゃなくて良いから 誰かの心でひそかに生きてたいよ 何千と何万と言葉を吐いて汚しながら 僕は生きる もう全部全部疲れたな 喉が痛いよ 耳も痛いよ 悪いけどここまでみたい お先に一抜けさせて貰うよ 最善を尽くしたけれど 万全を期した場所でも 同調と陶酔感に秀でたクーデターが起きた この声が届かないなら ただ子供が喚いてる様に見えるなら これほど救われぬ物語は無いだろう 何千と何万と言葉を吐いて汚しながら 僕は生きる もう全部全部疲れたな とめて欲しいと言いたかったよ そんな時に限ってさ誰も見てくれなかった 濁ってしまった 誰にも見られない場所に行きたい 誰にも見られない場所で生きたい 発売日:2020-12-09 歌手:ナナヲアカリ 作詞:煮ル果実 作曲:煮ル果実