君は正確に僕を撃ち抜いた ろくに見向きもせずに ただの一度も空気に触れたことないみたいに なにひとつ錆びてなかった 歯車が回り出す ついさっきまで散らかっていた世界 繋がる未来 先天的哀れな妄想 時の流れは加速して 新しい朝がとても眩しかった キラキラ煌めいてた 自分が自分じゃないみたいなんだ 胸にぽっかり空いた穴はどうすりゃ埋まる? 風が吹く度 渇いてしまう 息を止めて すぐに吐いて また吸っては蘇生を繰り返す 撃ち落とせ 狙い定め 願い込めて 知らんぷりしないで さぁ 手の鳴る方へ あとは風次第だ 君は何度でも僕を撃ち抜いた この痛みに嘘はない 感覚がなくなるほどのツンとした痛みは やがて苦しみに変わった 歯車は狂い出す ついさっきまで賑わっていた世界 拡がる被害 圧倒的裁量の欠如 時の流れが加速して 夕暮れの早さにいつも戸惑った イライラ苛立ってた 君に翻弄されっぱなしなんだ 置いてかないでよ 時計の針どうすりゃ止まる? 怖気付いても 時は満ちる 研ぎ澄まして 気配消して 脈が歪む刹那を狙い撃て 躱さないで 放つ一撃は 擦りもしない 流れ弾はまた僕を撃ち抜いて 血の雫溢れた もう一度だけ 狙い定め 願い込めて 引き金に掛けた指が震えてしまって なかなか引けないや ひとつだけ たったひとつだけ僕にはあるんだ 君の胸を撃つ可能性を秘めた最強の武器が 君は僕に命を吹き込んでくれた 何度も辞めようって思ってたけど やっぱりもう一度ギターを手にとり 歌おうって決めたんだ 海に投げ捨てたREVOLVER 発売日:2015-12-16 歌手:シュノーケル 作詞:西村晋弥 作曲:西村晋弥