セーターで拭いたガラスを流れる景色 きらきら粉雪踊ってる 今は寂れた駅を見送りながら あなたを思い出してる 憎らしい顔つくって 窓に映した ときどきひどい喧嘩をした こんな私のことも好きだと言った あなたが 無性に恋しい 時の列車は走る なつかしい歌を乗せて 時はただ先へ進んでゆく 忘れることも忘れて いつからゆられているか 覚えていない いくつも トンネル抜けてきた もしも終着駅があるとするなら それはいつのことだろう 時の流れを止めて あふれる涙を止めて 時はただ先へ進んでゆく 忘れることも忘れて 発売日:2016-11-02 歌手:松任谷由実 作詞:YUMING 作曲:YUMING
ある朝 目が覚めた 僕は一人だった 破けた靴のまま 街中うろついた 寂れた駅 狭い歩道 噴水さえ止まる広場 消えそうな街灯 その前に佇んだ天使 行き交う人をすり抜けて 僕の両目 突き刺した 細い声で もっと歌って 見つけた青い鳥 ねえ、やめないで ほら、さえずって 僕だけのカナリア 朝まで… 全てを置いたまま そこへ通い詰めた 湿気った部屋(かご)だけが 帰りを待っていた 青い鳥は飽きもせず 影絵のような人並みに 届かぬ声をただ吐き続けてる 意気地なしって 僕を叱って 今日もまた 見てるだけ でも、泣かないで 君の声は 僕だけが 知ってる… 今、目が合った 少し笑った? 運命に気付いたの? 待っていたんだ ほら、ここへ来て 一歩だけ近づいた でも一秒待たず飛び立った どうしてさ 青い鳥 君は自由さ 解ってたんだ そして僕も自由さ 今日から… 発売日:2011-10-05 歌手:KOTOKO 作詞:KOTOKO 作曲:Deco*27
寂れた駅の看板は 初めて見る名前が書いてある 紙コップのコーヒーは 全くどこで飲んでもこんなにまずいんだろう 大切なものは遠くにあると 勝手に決めつけて僕は今ここにいる 君は世界に一人しかいなくて これから帰る街にいるのに 君に早く会いたいよ どんな言葉でもかまわない 僕の名前を呼んだその後に 君が何をいうのか今すぐ聞きたい 今日も元気でいるだろうか 僕がいなくて困っていることはないかな いないのも悪くないのかもと 思ったりしていないかな はやく戻ってくるのを 君が楽しみにしてるって 胸を張って今想えないほど僕は 君が側にいることを当たり前に感じてた この指先の温もりを誰かにも わけたいと作られたのなら 紙コップのコーヒーも 悪くないと思えた 君に早く会いたいよ 早く会いたいよ 会いたいよ 君の名前を呼んだその後に いつも側にいてくれてありがとうと言うよ 発売日:2003-05-21 歌手:槇原敬之 作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
人影まばらな寂れた駅 心細い待ち合わせ 大きすぎるボストンバッグに 僅かな荷物寄せ合って 夜行列車の窓に映るのは ゆらりゝ夢見空 遠く離れて行く故郷(ふるさと)を捨てて 千切れる想いと情熱を胸に 眩しい朝日は希望の光 貴方(あなた)と二人、新天地 「でも、やっぱり…」 若い決意も揺れる時には ほろりゝ涙空 …だけど 唇噛むのは心の中だけ 「笑顔」と「健気」は私の努め ささやかな春を待ちわびて 艱難辛苦(かんなんしんく)なんのその 莟を付ける忍冬(すいかずら) 発売日:2017-05-10 歌手:村上紗由里 作詞:村上紗由里 作曲:村上紗由里
突き止めたい 叶わない 君の正体は 迷宮入りの 難解なミステリー 心変わり色変わり 軽やかに姿を変えたのは 悲しいほどの夕暮れ 僕の知らない君は誰? 急行列車が通り過ぎた 寂れた駅のホームには隙間風が吹き抜けた 君の姿はどこにも見当たらなくて 時を経て通話画面に映った君は もう僕の知らない君でした 幸せそうに笑うから つられて僕も笑ってしまった 何度でも 何度でも 塗りつぶして 汚れた悲しみの 上から白い絵の具で 全てを台無しにして 放り出してしまった夜さえ キャンバスは色付くから 涙滲んでにわか雨 記憶の中の君と 今の君はどちらも真実で 鮮やかに色めく君は もう僕の知らない色 何度でも 何度でも 塗りつぶして 今の君にお似合いの 何色でも構わないの 伝えたいこの想い それすら叶わないけど 口にすれば単純な強がり 隣に僕が居なくても 突き止めたい 敵わない 君の正体は 迷宮入りの 難解なミステリー 心変わり色変わり 軽やかに姿を変えたのは 悲しいほどの夕暮れ 僕の知らない君は誰? 発売日:2022-03-16 歌手:King Gnu 作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta