一夜(ひとよ)あなたと 過ごしたら 離れられない これから先も あなた待ってる 湯の宿の 灯り見上げる 橋の上 きれいな二人で 別れます 泣いて身を引く 女もどり橋 傘に隠れて ただ一度 そっと唇 重ねたあの日 たとえこれきり 別れても 私あなたの 女です 許して下さい わがままを 渡りきれない 女もどり橋 生まれ変われる 二人なら 巡り合いたい 誰より先に 後ろ髪引く せせらぎに 耳を塞(ふさ)いで 背を向ける あなたを奪えば 罪になる 未練断ち切る 女もどり橋 発売日:2015-11-04 歌手:秋山涼子 作詞:麻こよみ 作曲:松井義久
飲ませて下さい もう少し 今夜は帰らない 帰りたくない 誰が待つと言うの あの部屋で そうよ誰もいないわ 今では 唄わないで下さい その歌は 別れたあの人を 想い出すから 飲めばやけに 涙もろくなる こんな私 許して下さい 外は冬の雨まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃないけれど 帰りたくない もっと酔う程に飲んで あの人を忘れたいから 私を捨てた あの人を 今更悔んでも 仕方ないけど 未練ごころ消せぬ こんな夜 女ひとり飲む酒 佗しい 酔ってなんかいないわ 泣いてない タバコの煙り 目にしみただけなの 私酔えば 家に帰ります あなたそんな 心配しないで 外は冬の雨まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃないけれど 帰りたくない もっと酔う程に飲んで あの人を忘れたいから 忘れたいから 発売日:2006-04-26 歌手:日野美歌 作詞:とまりれん 作曲:とまりれん
お酒に酔ったまま眠っちゃ駄目よ パジャマはいつものベッドの上よ お金のない時もあなたと一緒にいるだけで テレビのドラマの恋人みたい 愛しているからこの部屋出るけれど 明日からのあなたは幸せをつかんでね 仕事の重荷にはなりたくないの あなたは誰にも負けない人よ 許して下さいね突然勝手に身をひいて 二人の想い出だいじにするわ 私と別れて三日が過ぎたなら 表札をはずして何もかも忘れてね 女の可愛さは素直さだけよ 化粧や言葉にゃだまされないで 最後のお願いはも一度誰かと暮すなら 私もうらやむ良い人にして 片道切符で夜汽車に乗るけれど 明日からのあなたは幸せをつかんでね 発売日:2003-11-06 歌手:鶴岡雅義と東京ロマンチカ 作詞:石坂まさを 作曲:石坂まさを
雪がふる駅の片すみで だれにも いたずらされない様に うずくまっている年老いた犬 パンをあげても 見てるだけ 時が来れば 汽車に乗る私 泣く事の他 何もしてあげられない私 広い道路の真中で ひかれてしまった みけ猫 その上を何台もの車が 通りすぎていく 思わず目をとじてしまった 私を許して下さい みんなだって そう思っていると信じたいのです 牛や鳥やおさかなも 人間の為にあるのよ サァ残さずに食べなさい そんな風に言うおかあさんには なりたくありません でも私だって 食べて育って来たのだし 虫だって 殺したこともあります だから だから お願いです もう役に立たなくなったら すててしまったり 自分本位でかわいがったり 小さなオリに閉じこめて バカにしたり きたながったり 人間だけが えらいんだ なんて ことだけは思わないで下さい 人間以外のもの達にも もっとやさしくして下さい 同じ時を生きているのだから 朝が来れば 夜も来るし 生まれて そして死んで行く 私が土になったら お花達よ そこから咲いて下さい 発売日:2006-06-07 歌手:イルカ 作詞:イルカ 作曲:イルカ
私のせいなら 許してください あなたをこんなに苦しめたことを 私のことなど これきり忘れて 明るい陽なたを 歩いてほしい 枯葉がひとつずつこぼれるたびに 悲しいお別れ近づいてます 泣いたり笑ったりけんかをしたり あなたといるかぎり素直になれました “ありがとう あなた” あとどのくらい 愛されますか あとどのくらい 生きられますか 私のせいなら 許して下さい あなたを知らずに傷つけたことを 私はひとりで どうにかなるから いい人かならず みつけてほしい 小石をひとつずつならべるように いろんな想い出 数えています 人から愛される幸福の意味 あなたは手をとって教えてくれました “ありがとう あなた” あとどのくらい 愛されますか あとどのくらい 生きられますか 発売日:1995-08-02 歌手:山口百恵 作詞:千家和也 作曲:都倉俊一
死ぬも生きるも あなたと決めて 夜ふけに出てゆく 船に乗る 恋の試練か 身を切るような 風が横顔 たたきます ああ 波も荒れてる ふたりの海峡 おんな一筋 しあわせほしい 許して下さい ふる里よ 咽び泣きする 汽笛を聞けば まつ毛濡らして 散るなみだ ああ 肩をよせ合う ふたりの海峡 こんな小さな 鞄がひとつ 私のすべてを つめました 船が揺れれば こころも揺れて 強くあなたに また縋る ああ 愛の旅ゆく ふたりの海峡 歌手:川中美幸 作詞:池田充男 作曲:徳久広司
「我が命果てようと、 母も、加恵も 喜んで死ぬ覚悟でございます。」 男 華岡青洲は 紀州 紀の国 紀の川の 清き流れの 真清水に 産声上げた 雪平が 親子夫婦の 曼陀羅華 「私が医者になったばかりに苦労をかけ、 その上、不自由な身体にしてしまいました。 母上、加恵、 必ず、必ず成功させてみせます」 男 華岡青洲に 命をかける 母と妻 我が身の命 捨てたとて あおる覚悟の 通仙散 許して下さい 母と妻 「二人につらい思いをさせました。 でも母と加恵は、難病に苦しむ多くの人の為だと、励ましてくれました。 その言葉が、私に決断と勇気を与えてくれたのです。」 男 華岡青州は 病んで世に泣く 人の為 我が身一代 敷石の 天下にひびく 麻酔術 母と加恵との 曼陀羅華 発売日:2000-10-25 歌手:水前寺清子 作詞:池浦利彦 作曲:池浦利彦
ビルの谷間に秋風が吹き 枯葉が吹き抜けてゆきます ヒールの靴は時計のような音がして コツコツ昨日をのがれて歩いています 約束を守らなくて 許して下さい またここで 季節を見送ります 今年も私は道に迷って あなたの所へ 帰れません 落葉の里に住む あなたの所へは 化石に変る都会の夜は すべてが息をひそめてます 秋の深さは心細さを道づれに シンシン心の中まで響いてきます 約束を守らなくて 許して下さい またここで 季節を見送ります 小さな夢でも見果てぬうちは 今のままでは 帰れません 落葉の里に住む あなたの所へは 落葉の里に住む あなたの所へは 発売日:1995-08-02 歌手:山口百恵 作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童
抱きしめる 抱きしめる 独りよがりの愛 崩れてく 崩れてく 築いてきた橋 疑いに揺れ動く理性 愚かなこのあたしを許して下さい このまま眠ろう 眠ろう 明日に深くもぐろう 夜明けにこの心が 騙されないように どうして何もかもを 求めてしまうのだろう あなたが隣にいる それだけでよかったはずなのに 愛してる 愛してる 口出してみる 確かめる 確かめる 歩いてきた道 静寂に響く秒針の音 不安に立ち向かう勇気を下さい この手をつなごう つなごう 言葉も今は捨てよう 二人の過去も未来も わかりあえるように どうして何もかもを 忘れてしまうのだろう あなたが笑っている それだけでよかったはずなのに 暁に明るむ束の空 あなたを心から信じられたなら このまま眠ろう 眠ろう 明日に深くもぐろう 夜明けにこの心が 騙されないように どうして何もかもを 求めてしまうのだろう あなたが隣にいる 小さく大きな幸せ 発売日:2010-12-10 歌手:多田葵 作詞:Aoi Tada 作曲:Aoi Tada
別れの夜の つれなさを 情のあやが ひきとめる 許して下さい 許して下さい 肩で呼吸する 白衿の 色も仄かな 影障子 ああ 湯けむりの夜 湯の花の夜 乱れた帯に 顔ふせて あまえてみせる 京人形 涙を下さい 涙を下さい 夜が流れる 稗田野の 淡い夢です こころです ああ 山里の夜 湯の花の夜 保津川つつじの こぼれ散る 小さな庭の 石畳 忘れて下さい 忘れて下さい そっと も一度 頬寄せて 哀の別れを かみしめる ああ 湯けむりの夜 湯の花の夜 歌手:美松弘二 作詞:八千代尚吾 作曲:松島道男