「あゝ鐘が鳴る あれは生命(いのち)の送り鐘か 今宵は八月十三夜(や) 抜いちゃいけねえ 義理が絡んだ白刃を抜けば 利根が三途の川になる」 あれを御覧と 指差す方に 利根の流れを ながれ月 昔笑うて ながめた月も 今日は 今日は涙の 顔で見る 「侍がなんだ やくざがどうした 人が住む世の裏街道 命ひとつを手土産に ここまで落ちた平手造酒 いいってことよ どんなに愚痴ってみても 昔にかえる 風は吹かねえって ことなんだ」 愚痴じゃないけれど 世が世であれば 殿のまねきの 月見酒 男 平手と もてはやされて 今じゃ 今じゃ浮世を 三度笠 もとをたゞせば 侍育ち 腕は自慢の 千葉仕込み 何が不足で 大利根ぐらし 故郷(くに)じゃ故郷じゃ妹が 待つものを 発売日:2009-07-22 歌手:島津亜矢 作詞:藤田まさと 作曲:長津義司