あれから 時はすぎて 思い出滲んだ この街には 春の陽射しが そっと ゆれて 記憶を辿りながら 街路樹 続く道を抜ければ いるはずのない あなたに会える気がした 春には逢いたくて 逢いたくて あなたを想う ゆるく伸びる坂道を 白に染める桜の花 目を閉じればふいに ああ 愛しい笑顔がよみがえる 風が吹きぬける 秘密の近道だと はしゃいで駆け抜けた空き地には ひとりの影が 長くながく伸びてゆく 変わらない景色が 何度でも あなたを映す 窓を染めるあかね雲 背伸びをして見上げた空 目を閉じればふいに ああ あなたの声 聞こえた気がした 僕は立ち尽くす 耳の奥に 胸の中に あの日くれた言葉 この想いを何と呼べばいい? 春には逢いたくて 逢いたくて あなたを想う つないだ指の温度で 手に入れたと思った永遠 目を閉じればふいに ああ 愛しい記憶がよみがえる 背中押すように 愛した笑顔はここにある 僕は顔上げる 発売日:2008-04-09 歌手:中孝介 作詞:あさのますみ 作曲:大坂孝之介
不透明な硝子の向こうで見るも無惨な その体 なぜか 今にも吐き出しそうで 母に抱かれて眠りましょう そんな自分に 気付いた ある日 僕の体に「さ・よ・な・ら」を 母が描いている楽園でなぜ僕は生まれ変わるの 雁字搦めのこの世界の中で とぎれとぎれの記憶を辿りながら… 僕の中で 生まれ出す現実は 悲劇の中で 僕の中で 生まれ出す現実は 悲劇と共に 回る 回る 回る 回る回る 回る 回る 意識が 回る 回る 回る 回る回る 回る 回る 絶望 桜舞う夜に僕は崩れるのさ このまま 灰になれ砂に還るように 言葉に出さなくても悲しすぎる姿 裏腹に拒絶的な僕は いつも 自らの首に手をかけてみる 吐き気の中回る回る 不透明な硝子の向こうで見るも無惨な その体 なぜか 今にも吐き出しそうで 母に抱かれて眠りましょう 雁字搦めのこの世界の中で とぎれとぎれの記憶を辿りながら… 僕の中で 生まれ出す現実は 悲劇の中で 僕の中で 生まれ出す現実は 悲劇と共に 千の悲しみ 千の偽り千の欲望 千の… 千の愛情 千の眼球千の現実 絶望 桜舞う夜に僕は崩れるのさ このまま 灰になれ砂に還るように 言葉に出さなくても悲しすぎる姿 裏腹に 拒絶的な僕は いつも 自らの首に手をかけてみる 吐き気の中回る演じきった 発売日:2001-10-31 歌手:DIR EN GREY 作詞:京 作曲:Die・薫
記憶を辿りながら 忘れたはずの願い まだ胸の中ざわめいてる 僕が欲しいものは この指をすり抜けて 皮肉にもアイツの手の中で光ってる 叫んでも届かない 生きてる事の意味を探す 陽が昇る虚しさに 侵された心を抱えて 僕らの世界は …こんなものだろう 期待はずれの風 僕は喉を切った 心臓が破けるほど すべてをこらえた 欲しくても届かない また夢の上辺弄る 陽が昇る虚しさに 奪われたリアルを探して 飛ばない鳥の様に 空を眺めていた 枯れるまでただ歌う 目覚めたカモメ達の元へ 張り上げた声さえも 広すぎる空に消えた 叫んでも届かない 生きてる事の意味を探す 陽が昇る虚しさに 侵された心を抱えて 僕らの世界は …こんなものだろう 発売日:2007-11-21 歌手:サガユウキ 作詞:サガユウキ・井出コウジ 作曲:サガユウキ・井出コウジ
窓を叩く雨に 記憶を辿りながら 真夜中溶け出した 思い出綴ってみた あの夏の空 赤茶けたレールと枕木数え 振り向けばいつも 独りじゃなくて いつか僕たちが見た 空が色褪せてしまう前に 今宵詩(うた)う過ぎ去った日々 たとえそれぞれの道 続くレール違ったとしても 僕らあの日確かに居たんだ 夏香る空の下の 少年…少年… やがて夜(よ)が明ければ 風もおさまるだろう 書き留(と)めたディスプレイには 過ぎた日々が映る 歩き疲れた 僕に差し出す掌はきっと やがて辿り着く 別れの時へ 誰も目を逸らさずに 瞳見開いた現実が 僕はなぜか理解出来ず だけど時は無情に 流れ季節を奪ってゆく それでも僕らあの夏の日 駆け抜けたそのままの 少年… 今も耳をすませば そこにあの日のまま僕らの 笑い声聞こえるようで いつかあの日のように 続く畔道(あぜみち)また歩けば 逢えるような気がするんだ この詩(うた)の向こう側の 少年…少年… 歌手:橘慶太 作詞:橘慶太 作曲:伊橋成哉