風にとける「普段」放り投げてゆくの歌が含まれ

8-アキタノブオ

僕らの街から朝もやがとける頃 海へ行くよ

小さな船から大きな海を望む 夢を見たよ

いつの日にも頷く余裕もなく 「とぼけてばかりだよ」と

今 目を細め遠い空見る君へ歌う 「明日朝6時に発つ」

風にとける「普段」放り投げてゆく

向こうの空に浮かんでる雲の狭間も抜けてゆく

白い日々と青い僕を染めてゆく

直に散らばる光が この胸の奥へ無数にしみてゆく

真夏の街から真冬の街をつなぐ「道」もあれば

昔の記憶から未来への思いをつなぐ「道」もあるさ

一目散に駆け出す程の道を 探してはみるけれど

今 自分の足元をよく見て笑えてくる 「灯台下暗し」さ

知らぬうちに 僕らはすっと忘れてく

今の僕とつながってる 一本道を駆け抜けてく

遠き日々に寝転んでいたあの道と

今の道が重なってく この胸の奥で一つにとけてゆく

通り雨も続けば 雨宿りが長くなるとも

降りだしても やまない雨はないよと

昨日の僕に向って言える「今」を駆け抜けてく

今日の空模様もわからぬぐらいなら

明日の空に怯えずに 今の景色残してゆく

巡りめぐる雲もこの空の色も

一秒も持たず変わってく 同じ時など二度はなく

そんな変わる景色も僕を動かす

耳を澄ませば幾つも この胸の奥を響かす音がある

発売日:2013-01-23

歌手:アキタノブオ

作詞:アキタノブオ

作曲:アキタノブオ