僕らの街から朝もやがとける頃 海へ行くよ 小さな船から大きな海を望む 夢を見たよ いつの日にも頷く余裕もなく 「とぼけてばかりだよ」と 今 目を細め遠い空見る君へ歌う 「明日朝6時に発つ」 風にとける「普段」放り投げてゆく 向こうの空に浮かんでる雲の狭間も抜けてゆく 白い日々と青い僕を染めてゆく 直に散らばる光が この胸の奥へ無数にしみてゆく 真夏の街から真冬の街をつなぐ「道」もあれば 昔の記憶から未来への思いをつなぐ「道」もあるさ 一目散に駆け出す程の道を 探してはみるけれど 今 自分の足元をよく見て笑えてくる 「灯台下暗し」さ 知らぬうちに 僕らはすっと忘れてく 今の僕とつながってる 一本道を駆け抜けてく 遠き日々に寝転んでいたあの道と 今の道が重なってく この胸の奥で一つにとけてゆく 通り雨も続けば 雨宿りが長くなるとも 降りだしても やまない雨はないよと 昨日の僕に向って言える「今」を駆け抜けてく 今日の空模様もわからぬぐらいなら 明日の空に怯えずに 今の景色残してゆく 巡りめぐる雲もこの空の色も 一秒も持たず変わってく 同じ時など二度はなく そんな変わる景色も僕を動かす 耳を澄ませば幾つも この胸の奥を響かす音がある 発売日:2013-01-23 歌手:アキタノブオ 作詞:アキタノブオ 作曲:アキタノブオ