Water boarding-ぼくのりりっくのぼうよみ

水が落ちる

密室 全てmissing

絡まってる輪の中

水が降り注ぎ居場所を奪う

鉄の匂いと罪の痕

緩い酩酊が思考を覆う

苦し紛れの足掻きは滑稽で

上がる水位に踊らされる

祈りを 手を伸ばしても

塞がらない穴から流れていく

笑う影法師 天井の鉄格子

命の質量を削りだすwater flow

腰まで浸した流体は死の足音を響かせる

失った現実に空っぽになっていく心さえ

埋め尽くし全て 溶かし尽くした全て

からから廻る発条仕掛けの人形劇

当てもなく彷徨うだけの日々が愛おしい

絶望は胸までを飲み干してそっと消える

不可逆の砂時計に

意味も分からずに踊らされる

生まれ落ちた咎の故に消える命

まだ諦められずに

最終章が幕を開け 水が全てを無機物にしてしまう

終止符は呆気無く打たれ終わる

彼はまたこうしてやり直す

真綿で首を絞めるかのように纏わる

命の終わりさえ現実を持たなくて

幕を閉じる一瞬が最初で最期の生

不可逆の砂時計に

意味も分からずに踊らされる

生まれ落ちた咎の故に消える命

まだ諦められずに

落ちきった砂時計は命溶かし全て終わらせる

生まれ落ちた咎は終に償われず

ここに残る

発売日:2016-07-20

歌手:ぼくのりりっくのぼうよみ

作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ

作曲:bermei.inazawa・ぼくのりりっくのぼうよみ