奴隷の唄-teto

奴隷の慌ただしい一日が始まったようです

自分に相応しい振る舞い立場を今日も弁えます

聞き覚えのない笑い声は聞きたくなく反面

誰かの悲しむ顔面、断念、ダイジェストも見たくはないようです

透明で新しい化学強化ガラスでさえも

自分の汚らわしい振る舞い立場を写し出してしまいます

意味もないくらい暗い部屋で腐敗・落胆

来年こそ再来年こそと眩しい朝日を思い浮かべます

空返事に付いた値札が下級労働者の最低賃金

奴隷は氷河期の世に慣れて もう道は未知、停滞

居なくても問題無い場所で吸う息は苦い

奴隷は用無しと咎されて もう脳は機能停止、灰

目手耳足口が思うよう動かぬようです

昨晩作った負の引っ掻き傷、かさぶたにすらならないまま

血の滲みが滴る頃に消えない後悔の多さに驚いた

誰かの意思は興味ない 蝶になり自由に飛んでいきたい

切ったり貼ったり継ぎ接ぎデニムの如くの関係なら断ちたい

奴隷は「降参しろ」と脅されても好きは好きでいたい

好きでいないものに対してもクリーンでいたい

奴隷は「共感しろ」と脅されても好きが好きでいたい

自分で自分の夢中を自由に広げたいようです

「余命がもう何日も無い。」と申されても良いように生きていたい

自分の1位な位置で粋な息がしたい

ドレミファソラシドと均されてもそこに意思はない

ファシドレミドラソくらいで気ままに生きていたいようです

発売日:2018-09-26

歌手:teto

作詞:小池貞利

作曲:小池貞利