膝(ひざ)を組みかえて女はつぶやく 「自分に素直でありたい」 巡る季節の色に染まりながら 肩先に優しさが匂(にお)うようになった たとえひとりの男(ひと)を本気で信じたとしても それはそれでささやかな愛 忘れられる人がいて 忘れられない人がいる 手をとりあって生きていけるなんて 素敵な事じゃない? ルージュひきながら女はつぶやく 「昨日の自分にさよなら…」 黄昏の人だかりに押し流されて 心から想い出をすられてしまった たとえ昔のあなたとここで出逢ったとしても それはそれでただのすれ違い つかみきれる人がいて つかみきれない人がいる 肌をあわせて生きていけるなんて 幸せな事じゃない? 感じあえる人がいて 感じあえない人がいる 限りなく優しく生きていけるなんて 大切な事じゃない? 発売日:2006-08-28 歌手:丸山圭子 作詞:丸山圭子 作曲:丸山圭子