桜吹雪-Tama

人混みをかき分けて

急ぎ家路へ向かう

相変わらずこの時期は

いつもほんの少し肌寒い

街灯がまたひとつ

ポツリ闇を照らせば

帰り道降りそそぐ

フワリ淡い薄紅のシャワー

誰にも遠慮もなく

吹き荒れる風の中

気がつけばひとりぼっち

夢の続きを春の歌に乗せて

舞い散った花びらに染まった

見慣れた交差点

時は流れ 離れ離れ でもいつかまた…

どこまでも続く地平線の

どこかで出会えたなら

大人になった私達は

遠い日の何を話すかな

ぼんやりと思い出す

ユラリまぶた閉じれば

浅い夢追いかけて

いつの間にか眠りについた

予報もあてにならず

降りしきる雨の音に

目覚めればひとりぼっち

静寂の夜にこぼれ落ちた涙

澄みきった青空の彼方

眩しく揺らめいた

桜吹雪 君はいまも覚えてるかな?

いつまでも叶わないままの

小さな約束とか

たまにはフッと思い出して

くれてたりするのでしょうか

遠く青く光る

星のカケラ集めれば

錆びついた時計の針が動き出す

君のもとへ駆けて行くよ

舞い散った花びらに染まった

見慣れた交差点

時は流れ 離れ離れ でもいつかまた…

どこまでも続く地平線の

どこかで出会えたなら

大人になった私達は

遠い日の何を話すかな

桜吹雪 君と見てた

あの頃のままだといいな

発売日:2017-04-12

歌手:Tama

作詞:重永亮介

作曲:Tama