気分なおしに-五輪真弓

気分なおしに ブレンド変えた

コーヒーひと口 心ににがい

恋を失くした 人の話は

幾度も 幾つも 聞いたでしょう

季節が来れば また咲く花の

強さを 私も 持っているはず

なのにまだ 頬杖の

永すぎる もの想い

気分なおしに 明るい色の

シルクのブラウス 肩にそよ風

あの日と同じ 匂い運んで

追い打ち遊びに 戯れる

季節を越えて よみがえる夢

見慣れた少女の 振り返る影

せめてもう さよならの

笑顔を見せて欲しい

愛したり 愛されたりしては

少しずつ 生き上手になると

誰だっけ 繰り返した言葉

空しくワインに沈む

気分直しに 捨て猫顔の

鏡に一筋 口紅を引く

窓辺近くに 身体を寄せて

星座の語を 聴いてみる

季節の谷に 想い出うめて

あしたのことだけ考えよう

いつの日か あの人に

ありがとうを言いたい

愛したり 愛されたりしては

少しずつ 生き上手になると

誰だっけ 繰り返した言葉

空しくワインに沈む

発売日:1992-08-21

歌手:五輪真弓

作詞:小椋佳

作曲:小椋佳