灯り消して テレビつければ 船の旅は もう始まっていた 僕は白いタキシードで 君はフィルハーモニーの指揮者の恋人で 気取っている いい男が 近ずいてきたら 君は気をつけて 奴はジゴロ デッキフェアでまどろむ 真珠のネックレスは 暇をもて余している未亡人 テレビの海を みつめてる 都合の片隅で 今 君は 目をうるませて 「いつか きっとよ 行きましょう」と 身体すり寄せて 見慣れたソーファで 愛を囁く いつもの ジントニック飲みながら 気分だけは それでドンペリニョン 今宵少し飲み過ぎて ポーカーに負けこしても ひとことですむ テレビの物語 テレビの海を みつめてる 都合の片隅で 今 君は 目をうるませて 「いつか きっとよ 行きましょう」と 身体すり寄せて 見慣れたソーファで 愛を囁く テレビの海は カリブ色 夜も更けて カリブは遠い 発売日:1991-05-15 歌手:加藤和彦 作詞:安井かすみ 作曲:加藤和彦