幸福の目じるし-西田敏行

(ナレーション)

神さまはものぐさで眼鏡を忘れ

幸福を求めている人に気がつかない

だから人はいつでも幸福の目じるし

身につけていなければいけないという

もしも いつか ぼくの愛に気づいたなら

バラ色のスカーフを手首に巻いて

そよ風が吹く中を歩いておくれ

幸福の便りが訪れるだろう

一枚で不安ならば 二枚三枚

躰中をバラ色に飾ればいい

神さまより このぼくが先に見つけて

愛の言葉と土産を持って行く

幸福の目じるしの バラ色のスカーフ

バラ色のスカーフ

もしも 何か 胸につかえ切ない時

バラ色のスカーフを窓辺にかけて

人の目につくようになびかせてくれ

明るさが部屋中流れこむだろう

一枚が淋しいなら 二枚三枚

空の色もバラ色に染めればいい

はるか彼方はなれても見える筈だよ

夢のつづきと希望を抱いて行く

幸福の目じるしの バラ色のスカーフ

バラ色のスカーフ

歌手:西田敏行

作詞:阿久悠

作曲:坂田晃一