冷めゆく熱-GRANRODEO

ありのままの世界を憂う手の冷たさは

苦笑いの温もりと秤にかけて整った

君が笑い僕に触れ明日を知らず止めた指

青空に見た祈りと覆い隠すような願いと

帰る場所など既に失くしているのはもう知ってるんだって

いつも何度繰り返しただろう

掴んだと思えた確信も泡か骨かのように消えてった

痛みを覚えた

戸惑いつつ降る雨を見る君の目に戸惑う

どんな言葉や涙も当てにならない未来さ

掴む腕 残る傷 噛み締めた肩の味

死ぬまで慈しむだけ 生きながら爛れるだけ

嘘と誠の是非を分かって それがどうしたんだと悟って

そうさいたって当たり前の事だろう

水がただ流れ落ちるように何も情緒抱いちゃいないさ

目を閉じるよ

帰る場所など既に失くしているのはもう知ってるんだって

いつも何度繰り返しただろう

掴んだと思えた確信も泡か骨かのように消えて

偶然を重ね巡り逢って必然のように去っていった

そうさいたって当たり前の事だろう

雑念と戯れるようになって受け入れた恍惚の美談が

僕を汚すよ

痛みは忘れた

発売日:2012-10-10

歌手:GRANRODEO

作詞:谷山紀章

作曲:飯塚昌明