シャワーがやけに染みる夜は 誰からも隠れていたいわ ため息が静かにつま先まで伝い落ちる せっかくの美人も台無しだ つまらない言葉にかき回されて 心を鎮めるのに手こずっている うららかに咲き乱れ萎れてく花の 儚さを嘆くなんて馬鹿げているわ もつれた糸を解く指で 撫でて欲しいわけじゃないんだ 口を開けば優しい人まで傷つける 始末が悪いったらないや 遠くから犬の鳴き声聴こえる その爪は地面をとらえているに違いない 青みだつ淋しさに立ち尽くすより 寒ければ走れよって思うはずでしょう 虚栄心を突き出したまま 生きてゆくのも気が引けるし 笑えない時に微笑むことも不自然だし 愉しいことを見つけよう ナーバスに浸っちゃって錆びないで シャワーがやけに染みる夜は 月明かりを浴びて眠るの ため息を夜風に吹き付けたら目を閉じるわ アーブラカタブラで 何処かへ飛んでゆけ いつもの美人でいさせて 発売日:2015-06-24 歌手:岸谷香 作詞:木村ウニ(蜜) 作曲:岸谷香