陽炎-唄人羽

汚れた靴でバスを待ってる

そこから伸びる影を見てた

記憶の淵で流れるメロディー

確かめながら口ずさんだ

無くした君が大切なんだと

途切れた唄は震えていた

さよなら君は枯れゆく花のように

風を連れて空に舞い上がる

見上げた声は霞んでただ消えて

気づくとまた涙落とす

雨をはじく…刹那にふれる…そっと…

来るはずのない君を待ってる

風になびいて髪が揺れた

まぶたの側でくすぶっている

陽炎がまだ消えずにいた

落としたものは膨らんでゆく

無くした君は陽炎に

さよなら君は薄れゆく記憶の中

今でもまだ美しく咲いてる

見つめたはずの陽炎はただ揺れて

手を伸ばすと音を立てた

雨をはじく…刹那にふれる…そっと…

さよなら君は枯れゆく花のように

風を連れて空に舞い上がる

見上げた声は霞んでただ消えて

気づくとまた涙落とす

雨をはじく…刹那にふれる…そっと…

そっと…

発売日:2014-01-22

歌手:唄人羽

作詞:安岡信一・本多哲郎

作曲:安岡信一・本多哲郎