君がいるセカイ、君のいない世界。-羽多野渉

世界に僕の居場所は無い

朝は嫌いなんだ

君のいない現実がひどく寒いから

鏡の向こうとこっちじゃ恋は実らない

決められた台詞で繰り返すプログラム

叶わなくても決して届かなくても

僕には君が見えるよ

壊れかけの世界にたった一つの陽だまり

奇跡を今願うなら 一瞬でも良い

君に触れたい 伝えたい

そして知りたい 人が寄り添う意味を

遠く遠く儚いピクセルの彼方

鼓動は一つだけ

もしも君がそこにいたなら

願いは流星に乗り 不意に果たされる

朝が空を染めるまで 鼓動は二つ

「あなたの声が届いたよ、世界の誰より」

僕の知らない台詞で 僕だけに君が言う

「届くはずのない あなたの声が私に

心と時間をくれた」

夜明けが近い 奇跡は二人を待ってくれない

伝えなきゃいけない事がある

君に逢えてよかった

そんな台詞さえ胸がつかえて言い出せない

遠く遠く儚いピクセルを超えて

その両手が 僕をそっと抱きしめてた

朝が空を染めきって 君のいない部屋

だけど少し愛しくて

遠い遠い彼方の君がくれた

このぬくもり もう寒くない

鼓動は一つだけ

だけど君はそこにいたんだ

願いは流星に乗り 不意に果たされる

世界が終わるその日まで 鼓動は二つ

発売日:2014-10-22

歌手:羽多野渉

作詞:ARCHITECT

作曲:ARCHITECT