抱きしめたおまえの背中 ふっきれたように 俺をいま捨て去る 覚悟が見えるから もう何も言わずに腕をほどいた 新しい服に着替えて あのドアを開ける これからは自分のために生きてゆくと 涼しげに微笑んで おまえは言う 男なんて 肝心なときには その強さに 情けなくうろたえて俯くだけ 笑うしかないさ 無様なほど 女が夢を選ぶ そんな時代なら だけど許したくないさ たとえおまえ 幸せになるためだとわかってても 優しくもできない俺に ついてきてくれた おまえの心には 俺とは違ってる 未来があったことも知らなかった 男なんて 女の前ではただ 甘ったれて いつまでも少年でいたいだけさ 笑うしかないさ かっこつけて せめて最後のときは潔くいよう だけど行かせたくないさ ほんとはまだ 誰より愛しているおまえだから いまは笑うしかないさ 無様なほど 女が夢を選ぶ そんな時代なら だけど許したくないさ たとえおまえ 幸せになるためだとわかってても 発売日:1997-09-10 歌手:やしきたかじん 作詞:及川眠子 作曲:坂本洋