錆びついた自転車の ブレーキをかけるたび 風が時間を 巻き戻して行った 防砂林すり抜けて 夕暮れの海に立つ そんなくり返しの日々が 懐かしくて 街は今日も 眠らない夜を過ごしている オリオン座も見えない 淋しい空の下で 僕は何を 捜し続けて来たんだろう 真っすぐに延びている 堤防に腰かけて 風が一瞬止まる時刻を待つ ビル街に囲まれて 足早に歩いても 何も変わらないさ 日は昇り 沈むから 街は今日も 眠らない夜を過ごしている 心までも ネオン色の様に 染めあげられ 僕は何を 捜し続けて来たんだろう やがて月が金色に 光りはじめて 僕も闇に 溶け込んで行く 街は今日も 眠らない夜を過ごしている オリオン座も見えない 淋しい空の下で 僕は何を 捜し続けて来たんだろう 僕は何を 捜し続けて来たんだろう 発売日:1996-07-10 歌手:杉山清貴 作詞:杉山清貴 作曲:杉山清貴