仏滅-GODDESS FOLK-SONG CLUB

浴衣の君が自慢で

いつも祭り連れ出したね

鼻緒が切れて転んで

泣き出す君をおぶったよ

境内の木の陰で

告げられたさよならに

思い出を絵馬に書き 納めたね

蝉時雨の中 かき消されてく

僕のつぶやき 君の言い訳

八月の空が 見えないくらい

生い茂った 木々たち

不幸な僕の始まり

アパートさえ追い出された

当てにならない神さま

さい銭箱に五円玉

都会へと夢を追い

旅立った君だから

嫌われたわけじゃない 慰めか

一年が過ぎて 暑中見舞いで

僕は知ったよ 君の結婚

届いたその日は 大安なのに

消印は仏滅

吉日大安 厄日仏滅

僕の不幸が 君のしあわせ

思い出すたびに 神籤を引けば

待ち人は来たらず

発売日:2000-12-20

歌手:GODDESS FOLK-SONG CLUB

作詞:長谷川空

作曲:菊池正美