生まれてきたのはきっと時の流れの気まぐれで 特にそれらしい理由なんてひとつもなかったはずだけど 生まれてきたくて生まれてきたんじゃないとほざいたあいつは すべての悲しみにそう言って言い訳をするのだろうか 生まれてきたことが痛みだけにしか思えない夜には ごろりと寝転べば 何の飾りもないただの命になった気がする 金で太った政治家にも死にかけてる野良猫にも 同じ様に同じ様に朝は与えられる God bless you 夜明けは何ひとつ God bless you 待ってはくれない 生きてることはきっと時の流れのいたずらで 多分命を守るすべなどひとつも心得ちゃいない 生きてることは くだらなくてつまらなくてだけどいとしい 同じと知ってても尽きせぬ明日への恋心 抱きしめて眠るのさ 金で太った政治家にも死にかけてる野良猫にも 同じ様に同じ様に朝は与えられる God bless you 夜明けは何ひとつ God bless you 待ってはくれない ガードレールに腰かけてテールランプを観ているLonely boy 行方知れずの恋やあきらめたままの夢が ぐるぐる頭を回り出す ずきずき胸が痛み出す 世界で一番卑怯者 その風に自分を責めるけど 同じ様に同じ様に朝は与えられる God bless you――― 発売日:1993-05-21 歌手:篠原美也子 作詞:篠原美也子 作曲:篠原美也子