桜がさね-森恵

あふれくる光を浴びて

蕾たちが息をしてる

時のうつろい 抗いながら

色を試すよう

てのひらに残るぬくもり

夢と現 今どのあたり

並木の果て 道を辿れば

あの日見てたまま

ひとつ ひとつ 違う運命を

いつも いつも 結び直し

ひらひらと 涙 桜に重ね

何処へ行くも 春になるなら

さよならは それで終わりじゃない

きっと人は強くなれる

君がそれを教えてくれた

宛てもない手紙を書いて 仰ぐ空は

とうに日暮れ

雨でしょうか 頬にひとつぶ

それはそれでいい

ひとつ ひとつ 手繰る記憶も

いつか いつか 並び変わる

ひらひらと 涙 風に散らして

めぐり逢えた 春を慰む

幸せはそれで終わりじゃない

そして人は心がある

振り返り 走って 手を伸ばしても

遠ざかる 季節に 戻れないだろう

置いてゆかなければ いけないものも

あることを どうか どうか どうか…

ひらひらと 涙 桜に重ね

何処へ行くも 春になるから

さよならは それで終わりじゃない

僕は今を生きていくよ

霞たゆたう この空の下

次の春も ずっとここで

次の春も きっとここで

次の春も ずっとここで

次の春も きっと…

発売日:2019-03-06

歌手:森恵

作詞:Megumi Mori

作曲:Megumi Mori・Goro Matsui