飛竜を従えて私は飛び立つ 紫紺の夜空に炎を放ち赤く染め上げる 「我が身命を賭してお護り致そう 深紅の姫君よ」 「高潔なその心」 「この竜鱗(うろこ)を剥いで柔き肌と共に片時も離れぬ」 「尽きせぬ私への想い」 「凛乎たる麗姿に心は燃え上がり熱い吐息を漏らす」 「死なばもろとも地に落ちよう それでも変わらない覚悟があるのならお前を選ぶ」 戦う乙女を背に乗せた竜戦士 同じ日に生まれずとも同じ日の死を願った 「両翼は雲を裂く 火焔の気吹で軍勢を焼き払おう」 「おまえは私が守る」 それなのに毒矢はおまえに刺さった… 私を庇い… 飛竜は翼を操れず降り立つ 巨大な身体を横たわらせ眠るように おまえは涙さえも奪った どうか私の血を受け入れてひとつになるのだ もう一度あの星のような眼を見せて そして私を空へ連れて行って 歌手:D 作詞:ASAGI 作曲:Tsunehito