蜘蛛の糸-SOUTH BLOW

ひとつふたつ 映される涙の行く末は

ひとつふたつ 乾いてもう元には戻らない

ひとつふたつ 示される救いの入り口に

いたいいたい 我先にとひしめき合ってる

ひとつふたつ 剥がれてく過ちの鱗が

ひとつふたつ 散らばってそこら中はりつく

ひとつふたつ 許しを請うみたいにのろった

今更 あがいても

改心と煽れば

気まぐれの慈悲も甘い罠も

いずれ確かな目の前の温もり

最後はうまくいくはずと信じてた

手をのばせば 届きそうな光に

恥じらいもなくすがりつく

バカみたいだ

透けた糸が 愚かさを照らしてる

刻々 降り積もる 燻んだ灰雪が

刻々 冷たい手の感触 厭(いと)うだけ

ひとつふたつ 解いても みっつ絡んでく

不安さえさらえてやろうか

消えてしまえばいいのに

「ダレノセイダ」

「偽善者ブッテサ」

「ソウシテリャイイヨ」

奪っては奪っては 憐れみ乞い頬ずって

満たしては満たしては 選ばれたいとせがんで

ずれてくずれてくずれていく

成れの果てに千切ってしまった

手をのばせば 届きそうな光が

跡形もなく 消えていく

掴みかけた糸の先で

運命が嘲笑う

手をのばせば 、、

発売日:2021-01-06

歌手:SOUTH BLOW

作詞:SOUTH BLOW

作曲:SOUTH BLOW