綻びの果て-Halo at 四畳半

私は今日をひとつずつ解いていく

箇条書きされた記憶のその隙間に

落としてしまった 大切だけど

大切にはできなかったもの

螺旋状の日々を登りきった先で

私は扉に手をかける

どうか 綻びさえも愛しく思えるように

震える手で結び直すよ

明日を望むほど 視界が滲むのは そう

きっと 今が愛しいからでしょう

私は今日もひとつずつ解いていく

明日はまた同じようで違う風を知る

何を失くしても 何が残れば

私を私と呼べるのだろう

同じ夜の果て 別々の朝へ

そっと流した涙を拭うよ

本当は今も明日に怯えている

それでもただ笑いかけるよ

こぼれ落ちていく 言葉を拾い集めて

きっと そこに私がいる

結ばれた手を少しずつ解いていく

さよならの代わりに笑うから

何を失くしても 私は私なのかな

きっと

今日も綻ぶ日々をひとつずつ結んでいく

最初で最後の嘘をつくよ

また明日には生まれ変わっていくから

どうか 今日が終わるまでは泣いてもいいかな

扉の向こう あなたがいる

発売日:2019-06-05

歌手:Halo at 四畳半

作詞:齋木孝平

作曲:渡井翔汰