君がいなくなった-KAN

あともう少し勇気があれば 君はまだここにいて

気がすむまでぼくをたたいた

かわいた涙 最後の言葉 うまく見つからぬまま

風がぼくらを そっとぼくらを二つに割った

もう電話も二度とかけないと君が言う

二人愛してたあの日々が静かに凍りつく

さよならを言えなくて抱きしめあった道

きみがいなくなった時から ぼくはただのひと

かなしいドラマ 電気もつけずねころんだまま見てた

目をはらす君をからかった

5分もたてばけろりと笑う君を抱きよせた時

ぼくたちだけはきっとちがうと自信があった

ふりだした雨はうそのように冷たいね

きりだした時にいつもなら君が泣いてたのに

ぼくだけがくるしくてあきらめたくなくて

君が消えていった うしろ姿をおぼえてる

かわりはてた背中に 声枯らしても

もどってこない 君の気持ち むこうむいたまま

あともう少し勇気があれば 君はまだここにいた

いまでも君を こんなに愛してるのに

きっといい人に出会うよと君は言う

何も言えなくて まだぼくは君をさがしている

けんかして キスもして 夢をたたんだ部屋

君が忘れてった思い出だけがふるえてる

君がいなくなった時から ぼくはただのひと

発売日:1993-02-25

歌手:KAN

作詞:KAN

作曲:KAN