はるかぜ-doa

まぶしい陽射しの中に あの頃の匂いがした

柔らかい微笑み 今にも帰って来そうなくらい

名前を口にしなくなってどれくらい経ったのだろう

置き去りの想いはまるで伝わらないまま

それでも迷いながら僕たちは

絶え間ない日常の中にある

本当の宝を探しにゆく

はるかぜに 願いを乗せて

心はいつもそばにいるから

ひらひらと舞い落ちる さよならの花よ

胸いっぱいに広がれ

行く先も決めずに二人で白い電車に飛び乗った

このまま永遠にどこかへ行けそうな気がした

“ありがとう”も言えずに それがあたりまえの日々だった

君を失う事なんて思いもしないで

どんなに辛い時や不安な時も

飾らない君の何気ない言葉

それだけでいつも強くなれた

はるかぜに 願いを乗せて

心はいつもそばにいるから

ゆらゆらと舞い踊る さよならの花よ

空いっぱいに繋がれ

淋しさは生きる証なのか 乗り越えてゆける証なのか

何故に かけがえのないものばかり積もってゆくのか

はるかぜが 追い抜いてゆく

せつなさを包み込むように

季節が巡って 街の色がどんなに変わっても

あの頃の気持ちは変わらない

はるかぜに 願いを乗せて

心はいつもそばにいるから

ひらひらと舞い落ちる さよならの花よ

胸いっぱいに広がれ

ずっと忘れないように

きっと忘れないように

静かな春が過ぎてく

発売日:2007-03-07

歌手:doa

作詞:Akihito Tokunaga

作曲:Akihito Tokunaga