ターミナル-ぬゆり feat.GUMI

息遣いはもう雪の下

灰色だった

つまらない気持ちを振り避けて

掻き消していた

君のイメージはもう靄がかり

固定された

吐き出しかけの声がいつか

喉で詰まった

「約束だよ」「いつかそのうち」

なんてはぐらかしていた

頭の中で葬った君の音が

明け方眠れない僕を刺す

取りこぼしかけた稚拙な愛が

一つ一つ滲んでいって

世界の終わりがまた欲しくなる

きっと、きっと、きっと、

殺してくれよ

目次もあとがきもないのに

栞を取った

心臓みたいにうごめいた

拳を取った

あの時僕が浮足立ったのは 君のせいだった

同じだけで何の変哲も無い日暮れだった

嘲笑うみたいな斜陽が

落ちぬまま差し込み続け

憂った僕らの顔を照らした

もっと ちゃんと 焼き付けて

不完全な球になって進めなくなった

もっと言葉がほしい うつらなままいたい

消耗しか無い今日を許せなくても

どうか

逸らさないでいて

あとどれくらい

日々を潰そう

失望の振り

何もいらない

君の言葉に

僕は苛立つ

名前を呼ばないで

もう置いて行かないで

発売日:2018-01-17

歌手:ぬゆり feat.GUMI

作詞:ぬゆり

作曲:ぬゆり