形見にくれた黒百合の 香りは君の すすり泣き そんな気がして 戻ってきたが 北の都は噂も枯れて 思えど逢えぬ まぼろしばかり お酒を断って しあわせを 祈ると言って くてた女 君によく似た リラ色月が 眉をぬらして 北一条の 並木にかかる 切ない夜だ 戻せるならば いま一度 昔へ廻れ 時計台 長い黒髪 この俺の手に そっと巻きつけさよなら告げた 涙の顔が ただなつかしい 発売日:1995-03-24 歌手:北島三郎 作詞:星野哲郎 作曲:原謙二