季節はずれ-ゆず

胸の中にしまいこんだ八月の風の音がした

知りすぎる事が恐くてうつむいては吐き出す溜息

どこへいけば逢えるんだろう そんな場所さえ作れずに

町は静かな灯をともして また一つ悲しみを知る

地下へ続く階段で何を待ってる

近すぎた春の調べ 振り向けず わからずに

少しだけ震えてる違う明日声にならず

誰の為でもなくて それぞれがまた歩いてく

巡り逢いとか出会いとかそんな大層な物じゃない

難しい事なんて何一つありはしないさ

ちょっと秋の日の風が冬の窓叩いただけ

全ての始まりと共に今一つ終わりを告げる

すがりつく様に咲いた二つ並んだ花

つまりは単純な事 少しだけ恐いけど

遠く離れない様に僕等どっかで繋がってて

西の空今日が暮れてく またここで逢えるかな…

少しだけ震えてる違う明日声にならず

誰の為でもなくて それぞれがまた歩いてく

発売日:2002-03-06

歌手:ゆず

作詞:岩沢厚治

作曲:岩沢厚治・寺岡呼人