残暑のキツい、あれは9月。 キミは少し風邪気味で、薄いシャツを羽織ってた。綺麗だった。 バイト帰りのコンビニで、またバイト探ししてる。 そんな僕をなぜキミは好きだったの。 どんな風にキミを傷つけたんだろう。 あの頃の駄目な僕は…。 頑張って 頑張って キミを守ると 言った僕を見つめて やさしく笑ってる。 そんなんじゃ そんなんじゃ 駄目なことくらい 僕もわかってたけど キミはただ笑ってた。 あの日、キミからの手紙には後悔の文字は無くて、 キミらしさと、刹那さと、潔さと。 キミがいなくなってもまだ東京にからまって、 生きています。夢だけは今も見てます。 キミの町ではまだ蛍が飛んでますか。 またキミと暮らしたいです。 頑張って 頑張って 歩いていける あれからほんの少し 大人になれたんだ。 本当は 本当は 悔しかったよ 。 情けない愛情で キミを愛してたこと。 全部時代のせいにしてたあの頃を、 振り返ればいつもそこに…。 キミなんだ キミなんだ キミがいたんだ。 なんにもなかったけど やさしく笑ってた。 何回も 何回も 夏がやって来て 蜩の声聞くたび キミを想うんだろう。 発売日:2010-10-06 歌手:おがさわらあい 作詞:田村武也 作曲:田村武也