Gravity-BUMP OF CHICKEN

帰ろうとしない帰り道 いつもどおり

視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった

空を割る夕方のサイレン

給水塔の下 あれは蝙蝠

僕らは時計を見ないようにしていたけど

そんな風にして時間に気付いてしまうから

かき消すように喋ろうとして

なんだかやっぱり黙ってしまう

君の影の 君らしい揺れ方を

眺めているだけで 泣きそうになったよ

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って

裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう

笑顔のまま ずるいよな

いつの日か どっちかが遠くに行ったりして

会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに

じゃあまた会えた時 今みたいに

黙ったままで側にいられるのかな

大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり

刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり

そういうの まとめて愛せるくらいに

僕らは僕らを信じられていた

わりと同時に くしゃみしちゃうのが

面白かったよ 泣きそうになったよ

今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって

今君がここにいる事を 僕は忘れないから

見えない涙拭って 謝るように笑って

触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが

火傷みたいに残っている

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って

裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ

笑顔のまま またねって

雨でも晴れでも 空のない世界でも

また明日 明日が ちゃんときますように

一緒じゃなくても 一人だったとしても

また明日の中に 君がいますように

発売日:2020-09-10

歌手:BUMP OF CHICKEN

作詞:藤原基央

作曲:藤原基央