雨降りだらけの映画のように すべてがぼやけて行くのです 窓の右手に日本海 海は灰色 雨まじり あなたとくらした青山裏の 部屋に小鳥をおいてます 窓の右手に日本海 荒れた舟小屋 岩のかげ すべてが子供の遊びと知って 心がつめたくなるのです 窓の右手に日本海 岬はずれの浮灯台(うきとうだい) 煙草をはさんだマニキュアの指 他人のものかと思えます 窓の右手に日本海 浜で凪待つ舟二つ 出雲の神さま 呼んでるような ポスター見つめて泣いてます 窓の右手に日本海 松がやせてる岩の上 温泉あたりで のんびりしたら 手紙を書く気も起こります 窓の右手に日本海 屋根のかわらが変ります 歌手:八代亜紀 作詞:阿久悠 作曲:大野克夫