倫々々と風鈴の音がまた夏を遠ざける さよなら呟いて去っていった君よ 倫々々と秋風の懐かしきあの調べ 悔やめど月影はありし日のまま 別れを惜しむ花火の光 水辺に揺れる二人の心 ゆかた姿のきみは夕凪 袖の香りに夜露が落ちる 芒(すすき)の唄にひとときの夢 気づいたらもう夏が過ぎてゆく 倫々々と空高く舞い上がる鳥たちは 夕日を仰ぎ見て暁を待つ 倫々々と風鈴の音がまた君を想わせる 儚き浮世の運命と知って… 夜風が二人の心急かして 淡く切ない恋に戸惑う 燃ゆる想いも言い出せぬまま 夏の夜空に花火と散った 巡り巡って出会う御縁も 木の葉と散ってまた咲く日を待つ 倫々々と秋風のざわめきに身を寄せて 届かぬ面影にさよなら告げる 倫々々と風鈴の音がまた君を想わせる 儚き浮世の情けを知って… 倫々々… 発売日:2010-07-21 歌手:伊禮俊一 作詞:伊禮俊一 作曲:伊禮俊一・イクマあきら