くわえ煙草の 煙がゆれて 汐の匂いを運んで来る 瞼閉じれば 焼けつくような つらい出来事が昨日のように…… 体の中をなつかしい 詩だけが通り過ぎてゆく 君のところへ帰りたくなる 夢をみていた むなしい夢を…… 風にたわむれ 太陽にさへ 恥かしがらずに両手拡げて 急にひろがる ひまわりの花 まるで真夏のロシアのように…… 何も聞こえない耳に鮮やかな詩だけが 急によみがえる 君がいつだって歌ってくれた 今は夢なの すべて夢なの…… 歌手:谷村新司 作詞:谷村新司 作曲:谷村新司