雪のアスタリスク-TRIPLANE

オリオン座が最近綺麗に見えて

東京にも冬がやって来た

天気予報じゃ まだ癖が抜けなくて

地図の端っこの雪だるまを見てしまうんだ

生まれた街の風は冷たくて

君の手はきっとかじかんでいるだろう

それなのに僕らの距離は遠くて

何も出来ず ただ空を見上げるよ

君に逢うだけで世界が晴れて

君に逢うだけで温かくて

冬の寒さの意味を

二人の距離の意味を

君がいつも教えてくれるよ

当たり前の言葉に笑えて

当たり前の景色で泣けるのは

君とだから 君とだから

僕は僕のままで居られる事に気付いた

手稲山に白い雪を冠せて

北風は僕まで届くんだろうか

膝丈まで埋まった赤いテレビ塔

イルミネーションの光

アイスバーンの匂い

空から降りてくる雪を手ですくって

指先に乗った小さなアスタリスクを見付けて

「二人を繋ぐ星になれば良いのにね」って

泣きたいのに笑う君を抱き締めた

24時間君を想い続けて

それでも距離は変わらなくて

信じて すれ違って

挫けそうになった時も

その笑顔が僕を支えてる

当たり前の言葉に笑えて

当たり前の景色で泣けるように

君とだったら 君とだったら

僕は どんな現実も

乗り越えて行ける気がするんだ

僕は譲れないものを抱えて

それでも君を守りたくて

埋もれそうになりながら

もつれた糸を手繰って

幸せの光を探してる

君に逢うだけで世界が晴れて

君に逢うだけで温かくて

冬の寒さの意味を

二人の距離の意味を

君がいつも教えてくれるよ

当たり前の言葉に笑えて

当たり前の景色で泣けるのは

君とだから 君とだから

僕はこの距離を越えて

迎えに行こう

ほら 未来はすぐそこに

歌手:TRIPLANE

作詞:江畑兵衛

作曲:江畑兵衛