かわずの目借り時-TOUYU

忘れない誰かと過ごした一夏の睡蓮

穏やかな水平線アヒルボートにのって

くたくたになるまで足を動かした後は

水没した海賊船を探しに行こう

揺れて消えていくのは

いつか捧げられた愛

隠し味はハチミツと一緒に

見えなくなるまで溶かして

永久に混ざり合いたい

何事もなかったと言われるそれまで

忘れない誰かと過ごした雪融けの立春

忘れない私に刻まれた証

熟れゆく果実を余所目に

狡いんだね君は

止まない雷雨に開かぬ傘

触れて癒えていくのは

創傷のせせらぎと

終わらない逢瀬を続けよう

いつだってそうなんだ

気づいたときには遅くって、

何事もないように息をするんだ

越える事の無い時間を越えて

もう一度その手に触れたい

幾ばくの心の欠片

いままた溶け合う

知りたいことはおいてきたよ

他は何も

空だってどこまでも青いから

揺れて消えていくのは

いつか捧げられた愛

隠し味はハチミツと一緒に

見えなくなるまで溶かして

永久に混ざり合いたい

何事もなかったと言われるそれまで

ちいさな容器が満たされるまでずっと

このままひとつに

発売日:2016-11-30

歌手:TOUYU

作詞:TOUYU

作曲:TOUYU