君の乗る船の汽笛を 粉雪のささやきが消す 波止場へといそぐ君の背 舗道へと影が伸びてく 柔らかなベッドのくぼみ 透明な君の輪郭 珈琲は冷めてしまった ぼくたちの愛のようにね 上海で仕事があるの クラブでね ジャズを歌うの 2つの瞳 きらきらさせて 過去はみな捨ててくつもり 中国語 喋れないのに 無謀だと止めても無駄さ チャイナ服 似合うだろうね 細身だし脚も長いし 前向きで芯が強くて 絶対に涙見せない 新しいその生き方を 理解する努力はしたさ 上海で名前を変えて 別人になってもいいわ あなたとの3年間は ほんとうに重かったから 上海へ旅立つ船が 水平線 点になったよ それきりさ それきり2度と 君に逢うことはなかった 発売日:2009-03-25 歌手:山崎まさよし 作詞:松本隆 作曲:服部隆之