見上げたのは嘘みたいな夜の青さで、 街の明かりも割れた恋も消えてしまったんだ。 “ヘラヘラと笑って気付かないまま乾いて行くもの” さ。 フラフラと歩いて、酔えもしないで取り残されて居る。 私たちは、繋がれない。何も残せない。 心のひとつも見せられずに失ったままで。 『揺らいでいたいだけ?』 仕方ないと思っていたいのさ、 『塞いでいたいだけ?』 誰の声だって聞こえているよ。 脆く幼い心を揺らす夜の底を泳ぐ。 淡く弱いままではもう歩けそうもないから。 私たちは、重なれない。誰にも言えない。 “違うこと” すら許されずに絡まっていくだけで良い? 『揺らいでいたいだけ?』 『このままいたいだけ?』 朝まで眠りに落ちてしまえば良いのさ。 『間違っていたいだけ?』 「…。それはまだ言わないでいてくれよ。」 脆く幼い心を揺らす朝の光に今照らされても消えたりしないなら どこに隠れたらいい? 砕けてはくれない想いを眠らせられるなら! 夜は何も応えないくせにさ、そこで笑っているなんて! 夏の匂いと、夜の香り。 真夏の酔いは冬に醒めた。 踊りあかすだけ。 夜は明ける。明けるのを知っている! 笑い声と、恋の終わり。 裸足になって、裸になって。 踊りあかすだけ。 夜は明ける。明けるのを知っている! 発売日:2022-06-01 歌手:古川本舗 作詞:古川本舗 作曲:古川本舗