地下鉄に降りてく 横顔君に似ていたよ 歩み止めた 人込みで 見掛けたマボロシ 遠く近いむかし この街で君と出会った 人知れずに 懐かしい痛み この胸に運んだ くやむ気持ち遅いけれど どうして手放したのか? 過ぎてから大切なもの 人はなぜ気付くのだろう? ばかばかしいほど笑ったり 些細なことでも傷つき ひとつひとつあの時のふたり 愛しあった出来事… 楡の木のその角 右に曲がった場所だった もうあの店 壊されて 姿も変わった 君を困らせても つよく引き留めたとしたら 物語は どんな未来を 用意していただろう? くやむ気持ち遅いけれど 素直になれずにいたよ 過ぎてから大切なもの 人はなぜ気付くのだろう? 抱きしめたときの温もりや 淋しさを埋めるやさしさ ひとつひとつ浮かんでは消える ふと見上げた夕暮れ… 今はふたり別々でも 同じこの空の下で 戻りはしない時の中 想い出は生きつづけてく お互いそれぞれに選んだ カタチの違ったシアワセ みんな誰か愛し愛されて 通り過ぎる夕暮れ… 発売日:2001-07-04 歌手:杉山清貴 作詞:森浩美 作曲:杉山清貴