瞼の裏には-藍坊主

枯れないように枯れないように 君がくれた想いに水を与え続けた

両手広げ飛び跳ねても覆いつくせないほどの大きい喜びに

ある日君のくれた想いは 花朽ちて葉が落ちて

知らぬ間に枯れていた

それは水が足りないから?

それともたくさんあげすぎてしまったから?

あの日僕のせいで悲しむ両目から全部流れて枯れてしまったの?

君の怒ったその素振(そぶ)りも君の笑ったその顔も

僕の何もない手が何もない手にそっと触れたことも

思い出しては口遊むよ 君が歌ったあの歌を

うれしい時にだけ口遊んでいた君の声が聴きたくて

悲しませたくない 歌を聴いていたい

その気持ちだけでは 君は枯れてしまうんだね

たとえそれが本心じゃなくても君に冷たくできないよ

悲しませなければつかめない喜びもあったのになぁ

君の怒ったその素振(そぶ)りも君の笑ったその顔も

僕の何もない手が何もない手にそっと触れたことも

思い出しては口遊むよ 君が歌ったあの歌を

目を閉じればまぶたの裏にいるんだよ

君がどこにもいかないように

発売日:2005-05-18

歌手:藍坊主

作詞:藤森真一

作曲:藤森真一