Lunatic Romance-山崎エリイ

淡色光る 魅惑のヴェール

歌を紡いでく

夢が泳ぎつく岸辺に独りきり

硝子の林檎を齧って

ゆらゆら揺れる蜃気楼

そよ風になびくイヤリング

触る癖が取れないの

転がるピアノと踊る 硝子細工の駒鳥

私だけが生きる世界 そこは秘密の花園

澄み渡る水面に ひとひらの花びら

波伝う影 二人を映して

月光が照らした その横顔をみて

浅く息を吐いた

甘く LunaticなRomance

知れず 一人歩きする

真珠のレースがはためく 静かな海辺で

鼓動は胸を飛び出して 闇に突き刺さる

淡色光る 魅惑のヴェール

歌を紡いでく

夢が泳ぎつく岸辺に二人きり

静かによせてはかえす

柔らかい砂の上で

さざ波が唄う子守唄 身体中が覚えてる

あんなに遠くで光る 星屑も掴めるのに

冷たい水の中から 叫ぶ愛が届かない

月光が照らした 追憶のアラベスク

浅く息を吐いた

甘く LunaticなRomance

空高くへ舞い上がる

瞳の奥で揺れてる未来を見据えて

こぼれたひと雫の雨が

優しく肩をなでる

淡色光る 魅惑のヴェール

歌を紡いでく

夢が泳ぎつく岸辺に二人きり

仄暗い海の底を照らしてくれた光は

灰色の世界を色付けた

月光が照らした その横顔をみて

浅く息を吐いた

甘く LunaticなRomance

夢を覚ます朝がくる

フェアリーテイルの終焉は

静かな海辺で

溺れそうなほど愛した あなたを残して

淡色光る 魅惑のヴェール

歌を紡いでく

夢が泳ぎつく岸辺に独りきり

発売日:2016-11-16

歌手:山崎エリイ

作詞:櫻口葵子

作曲:櫻口葵子