日曜日の印象-PIZZICATO FIVE

ぼくの

何もかもが

嫌になった

日曜の午後二時半過ぎ

ひどく時間をかけて

バスルームで

ひげを剃っていた

年をとって

ずるい顔になって

ただひどく

くたびれている

鏡の中のありふれた男

ありふれた話

ありふれた日曜の午後

すべて

あきらめたら

暇になった

日曜の午後五時半過ぎ

ぼくは外野席で

退屈な試合を見ていた

恋するたびに

恋の終わりのことを考えた

きみにとっては

記念すべき日

ありふれた二人

ありふれた話

ありふれた日曜の午後

バスルームに

鍵をかけたままで

もう誰もぼくに逢えない

これでさようなら

ひげを剃り終えた

ありふれた男

ありふれた話

ありふれた日曜の午後

ひどくつまらない男

ありふれた話

ありふれた日曜の午後

発売日:1995-11-01

歌手:PIZZICATO FIVE

作詞:小西康陽

作曲:小西康陽